2025/02/03
ボブ・ディラン「風に吹かれて」考ーーーゴスペルとの関連をめぐって
ぼくにとって、もっとも難解な(というか、正体のつかみにくい)歌手はボブ・ディランである。 北中正和『ボブ・ディラン』(新潮新書・2023年)や湯浅学『ボブ・ディ 続きを読む2025/01/27
沖縄県民の戦没者数は12万人ではなく9万人?
沖縄戦県民戦没者数の公表値 国や沖縄県の資料、マスコミ報道などでは、「沖縄戦における戦没者数は20万人以上」あるいは「沖縄県民の4人に1人が沖縄戦の犠牲者」と伝 続きを読む2025/01/10
レビュー:足立正生監督『逃走』(公開日3月15日)
足立正生監督の映画『逃走』の公開日が決まった。3月15日である。同じテーマを扱った高橋伴明監督の映画は未見だが、こちらも3月が決まっている。 足立監督といえば、 続きを読む2025/01/10
いまさら映画レビュー『キリエのうた』〜このまま朽ち果てるほかないのか
岩井俊二監督作品でアイナ・ジ・エンドが主演する『キリエのうた』(2023年10月公開)をU-NEXTの配信で観た。 劇場公開時にも気になったのだが、約3時間とい 続きを読む2024/12/05
韓国非常戒厳:「窮鼠」地雷を踏む—追い詰められた尹大統領が選んだ自滅への道
韓国の尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領が発した「非常戒厳」には驚いた。軍事政権下または軍人色がきわめて有力な政権でしか戒厳令は発令されないと思いこんでいたから、 続きを読む2024/12/01
沖縄県ワシントン事務所の“非合法”活動 — 日本国憲法第73条違反の可能性も
“株式会社”沖縄県ワシントン事務所 2018年に亡くなった翁長雄志前知事の肝煎りで設置された、知事公室傘下の「沖縄県ワシントン事務所が、沖縄県が100%の資金を 続きを読む2024/11/20
追悼・火野正平 ぼくを救ってくれた『にっぽん縦断こころ旅』
火野正平にはとても救われた。 2011年初春、長年勤めた大学を追われて生活が激変した。 当て所なく彷徨うような、高齢の母とのふたり暮らしが始まり、「さて、どうし 続きを読む2024/11/20
追悼・谷川俊太郎 「ごあいさつ」と「ワイセツについて」
ぼくに現代詩というものを教えてくれたのは、高田渡の名盤『ごあいさつ』(1971年/キング)だった。前作(デビュー・アルバム)『汽車が田舎を通るその時』(1969 続きを読む2024/11/18