毎日新聞で『沖縄の不都合な真実』が紹介されました

6月13日付けの毎日新聞「オトナの読書感想文」(愛媛版)で、小著が紹介されました。

伝田賢史記者による地方版掲載の短評ですが、評される側も感心するほど簡潔かつ的確なレビューでした。標題通り「オトナ」の読書感想文です。著者としていちばん読みとってもらいたかったのは、まさにこれらのポイントです。伝田記者と同様の観点からの「支持」や「批判」が出てくれば、議論は前に進むのではないかと考えています。以下全文引用。

オトナの読書感想文:沖縄の不都合な真実(大久保潤、篠原章著) /愛媛 毎日新聞 2015年06月13日 地方版

大久保氏は日経新聞元那覇支局長、篠原氏は評論家。沖縄の基地依存や本土との格差拡大について、多くのデータや取材を基に紹介する▼著者らは、これまで沖縄に10兆円超の振興資金が投入されたにもかかわらず、県民所得が全国最低レベルであることを問題視する。むしろ「振興資金こそが基地依存を生んでいる」と、基地返還議論は沖縄の自立促進と税金投入抑制の観点から考えるべきだと訴える▼基地削減に向けた具体的提言がなかったのは少し残念だったが、「安全保障を(日本人が)まじめに考えてこなかったひずみが沖縄に集中して起きている」との指摘は、一人の本土の人間として重く受け止めた(新潮新書)。【伝田賢史】

批評.COM  篠原章
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