「ますらおの歌(4)」は「抜刀隊」(月刊『正論』連載コラム/11月号)

月刊『正論』(産経新聞社)に連載中の「ますらおの歌(4)」では、西南戦争での警視庁抜刀隊の活躍を歌った「抜刀隊」を取り上げました。

この歌は、当初不利だった政府軍(官軍)の形勢を逆転させた精鋭部隊・抜刀隊の勇壮な姿を歌い上げた歌ですが、敵方である西郷軍への畏敬の念もこめられています。日本の近代化に不可欠でありながら、悲惨な戦いだった西南戦争の「真実」を後世に残す役割を果たしました。

フランス人の御用楽士だったシャルル・ルルーの作曲ですが、ビゼーの作品との共通点も指摘されています。この歌はまた俗謡化して広まり、戦後のヒット曲「十九の春」の元歌にもなっています。詳しくは本誌記事をご一読ください。

 


Amazonで見てみる→月刊正論2021年11月号
批評.COM  篠原章
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket