追憶のセヴンティーズ
ロンドンブーツ時代の篠原の写真をアップ。
16歳高校2年の5月。1973年だ。痩せてはいるがあんまり格好良くない。一緒に写っているギタリストは一青窈「もらい泣き」やkinkikidsの『HEY!HEY!HEY!』でお馴染みの作編曲家・プロデューサの武部聡志。
六本木の「ロックショップ」とか渋谷の「明治通り」とかに入り浸っていた時代。今風にいえばロックを聴かせるカフェ。高校生はレコードはあまり買えなかったからこ ういうところで一生懸命聴いていたのです。レンタル屋もない時代ですからね。渋谷BYG(今もあるんだぜ)では、はちみつぱい(のちのムーンライダーズ)の鈴木慶一がしばしばウェイターをやってた。自分にとっての有名人がウェイターだから、やたらと緊張するんであまり行かなかった。四谷3丁目のSA靴店でオーダーしたロンドンブーツ履いていたけど、魂はすっかりアメリカに売り渡してた。聴いて楽しかったのはR&Bとかウェストコーストだったからね。
批評.COM 篠原章